いよいよ7世代、サンムーンに移行しようとしています。
6世代の最後の更新記事として相棒ポケモンであるバンギラスの紹介をしておこうと思います。
有名な600族であるバンギラスの種族値配分は以下の通りです。
HP:100
A:134
B:110
C:95
D:100
S:61
また、メガ進化すると以下のようになります。
H:100
A:164
B150
C:95
D:120
S:71
実にいい配分です。例えば、努力値をHぶっぱするだけでガブリアスの地震を耐えたりします。また特性すなあらしの効果によりD種族値も実質1.5倍となり物理、特殊耐久の両立も可能となっています。メガ進化後は一回竜の舞をすることによって130族を抜くことができます。これは非常に大きいですね。
ここからは6世代で使っていた型、よく見たテンプレの型を紹介していこうと思います。
①起点作成型
主にバンドリと呼ばれるドリュウズと組み合わせた並びです。ドリュウズの全抜きをサポートするための起点作りの役割を担います。
持ち物:さらさら岩
性格:ずぶとい(がいいかなと個人的に考えています)
努力値:HB252、残りどこか
わざ:ステロ(確定)、残り→でんじは、れいとうビームなどから選択(環境やパーティーに合わせよう!)
ステロダメージや砂嵐ダメージなどのスリップや攻撃技でドリュの全抜きを妨げてくるポケモンを削りたいです。ミトムやギャラドス、霊獣ランドロスなど。大体相手の先発にランドやガルーラが来るので起点にされないようにこころがけたい。
相手に耐久ポケモン、天候ポケモンがいて8ターンの砂で決着がつかなさそうな場合はバンギラスは丁寧に扱いましょう!
②受け
高い耐久値を持っているのでもちろん受けポケモンとしても機能します。
1、受けループの対ゲンガー枠
受けループ界隈では長い間ループできなくなるためメガゲンガーの対策に頭を痛めていたそうです。そして一つの答えにたどり着いたそうです。それが以下のバンギラスです。
持ち物:ラムのみ
せいかく:しんちょう
努力値:HD252残りA
わざ:おいうち、ほえる、かみくだく、がんぷう
相手のパーティーにゲンガーがいるだけで選出確定となる枠。鬼火対策のラム。逃がさないためのおいうち、HS振りのきあいだまを耐えるためのしんちょうHD、かなしば対策の悪技2ウエポン。といったように徹底的にゲンガーメタを施しています。ゲンガー以外への汎用性は著しく低下しますが、ここまでしないとゲンガー一匹で崩されていたという環境を打破しなければいけなかったようです。このバンギラスが開発されて以降みがわりゲンガーが増えたのでバンギラスをみがわりがないゲンガーと対面させないといけないという丁寧な立ち回りをしないといけなくなり、プレイングが高度化したように感じました。(受けループ1700感)
また、別の項目で紹介しますがスカーフバンギが採用されることがあるようです。
2、バンギムドー
バンギ+エアームドの並び。パーティーや環境によって努力値振り、技構成が変わるのでテンプレはないと思いますが、基本的な考えは特殊攻撃をバンギラス、物理攻撃をエアームドで対処しつつどちらかでステロやどくどくを撒いて削っていくというものです。基本的にバンギラスに回復ソースがないので立ち回りには気を付けたいです。
③全抜き
1、メガ進化
耐久の向上、S上昇により使い勝手はよくなったと感じます。Sが71になったことが極めて重要でこれにより一回りゅうのまいをすることでメガゲンガーを抜くことができます。このためには性格をようきにしないといけないため、全抜きのためには火力が足りないと感じることがあるかもしれません。
持ち物:メガ石
性格:いじっぱりorようき
努力値:ようきならSぶっぱ、意地っ張りの場合は役割に合わせてりゅうまい前提の調整
わざ:りゅうのまい、かみくだく、ストーンエッジまで確定、残りは範囲を取るためにけたぐり、れいパン、地震の3ウエポンから選択、もしくは異常状態を嫌うのであればみがわり。但し、誘うフェアリーに対してみがわりでは有利を取れないので何とも言えません。
2、バトンエース
・俗にいう"バシャバンギ"の並びです。加速+ビルドバトンで全抜きを狙います。使っ
たことないのでわからないですけど2加速後スカガブ抜きとかですかね。
持ち物:ラム 珠や残飯もあり??
性格:いじっぱり
努力値:調整
わざ:メガ同様エッジ、かみくだく、れいパン、みがわり、じしん、けたぐりから選択
さて、バシャバンギギミックで有名なのはもう一つ。
・純正筋肉バンドリ
純正と呼ぶのは個人的な理由です。僕がレート1995に乗せたときに使用していたギミックです。そのときの構築記事も載せておくので参考にしてください。
読むの面倒な方のために簡単な説明をしておくと、バンドリ+バシャガッサピクシー+化身ボルトという構成のハメバトンです。バシャバトンでポイヒガッサかてんねんピクシーにつないでいきます。これを通せない場合に登場するのがバンドリです。純正の筋肉バンドリではバトンの受け先としても使えるように調整が施されています。このバンギラスの役割としてはバシャガッサがきついアローの受け先が主です。性格いじっぱりで努力値は素早さラインが2加速後最速ガブ抜き、H252残りA。持ち物はさらさら岩、技はがんぷうかみくだくれいパンステロです。この型はバトン後は強いのですが、筋肉バンドリを見て出てくるメガマンダやHDおにはねアローに対して威嚇後のれいパンでマンダを倒せない、鬼火受け後のがんぷうでアローを落とせないなど苦手な対面が多かったので、以下の型を個人的に開発してみました。
性格:ひかえめ
持ち物:シュカのみ
わざ:れいとうビーム、あくのはどう、げんしのちから、どくどく
努力値:Sラインが2加速後ガブ抜き、残りHC
細かい意図は筋肉バンドリの記事を参照してください。また、この型を持ち物イバンのみ、どくどくを別の技に変えて広範囲アタッカーとして他のパーティーでも流用できます。主なイバン発動圏内被ダメとしてはガブリアスの火力上げアイテムなしの地震、メガガルーラのおやこあいグロウパンチ、地震などです。イバンにすると鉢巻以外のガブに勝てるというメリットがありますが、他のアイテムでもいいと思います。
以上、6世代で見かけた主なバンギラスたちでした。
他にはスカーフや鉢巻、珠などもいますがパーティーや役割でだいぶ変わるので割愛します!
6世代は2年間という長い期間あり、環境もめまぐるしく変化し色々なポケモンが多くの役割を持ち様々な開拓が進んだ面白い世代だったと思います。結論パと言われたガブガルゲンボルトスイクンの並びは中盤で開発されましたが最終シーズンではあまり見かけなかったように思います。これもポケモンの面白いところですね。残念ながら5世代では使用率上位に必ずいたバンギラスですが、6世代ではあまり日の目を浴びることはありませんでした。
7世代ではどのような使われ方をするのか楽しみですね。